新刊 紹介
『テレーズを愛した人々』伊従信子著、
女子パウロ会
できたてほやほやの本を紹介させていただきます。
カトリック教会では、おそらく聖母マリアについで?!人気のある聖女、リジューの聖テレーズについての新しい本です。著者は、本会の会員で、テレーズについてたくさんの著作、翻訳のある伊従信子です。
この本を読んでいただければ、フランスの田舎で生まれ、24歳で結核でなくなるまで、ひっそりと祈りの生活を送った小さなカルメル会の修道女が、なぜ今世界中で愛される聖女になったのかという秘密が少しおわかりになるでしょう。
彼女の魅力を語った本は、他にもたくさんありますが、この新しい本では、三木露風、宮沢賢治など、著名な日本人とテレーズとの出会いが取り上げられています。死刑囚であった正田昭がテレーズとの出会いによって回心に至る話は感動的です。
そして、終わりに、今年生誕100周年を祝うマザーテレサとテレーズの関わりが述べられています。世界中の人々に愛を伝えたマザーの生き方と祈りの根底にこの小さなカルメリットの生涯があったということ、ここにキリスト教のもつ目には見えない宝、霊性が隠されているようです。
忙しい沙漠のような生活の中で、、心温まる何か、渇きをいやす一杯の水を探している方におすすめできる一冊です。
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『テレーズを愛した人々』伊従信子著(女子パウロ会オンラインショッピング)
(目次)
序章 すべての人に開かれた「小さな道」
テレーズ小伝
第1章 テレーズが愛した人びと
聖母マリア − 信じたかた、神の母
十字架の聖ヨハネ − 偉大な愛の神秘家
使徒パウロ − 世界を巡る異邦人の宣教者
第2章 テレーズを愛した人びと
三木露風 − 「赤とんぼ」で知られる詩人
宮澤賢治 − 貧しい農民に尽くした宗教作家
正田昭 − 獄中で光をみた死刑囚
三位一体のエリザベット − 神の現存の神秘を生きた人
エディット・シュタイン − 真理の探究者
レオニー − 劣等感・挫折・孤独に苦しむ人の希望
幼きイエスのマリー・エウジェンヌ師 − テレーズの深い理解者
マザー・テレサ − もっとも貧しい人の母・世界の母