新刊紹介 教皇フランシスコ講話集 1

2014年6月22日

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表紙の写真を見るだけでも元気が出そう!なこの本は、

教皇フランシスコの最初の祝福から、在位一年目の主要な講話を集めたものです。

わかりやすい語り口で、福音のメッセージが力強く語られています。

文庫本なので、気軽に読め、毎日の霊的生活を養い、支えることができます。

 

6月は「みこころの月」ですが、その祝日に教皇はこう語っています。

「福音書にはイエスのみ心に対するさまざまな言及がみられます。

「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。

わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。」

(マタイ11・28−29)

しかし、イエスのあわれみは単なる感情ではありません。

それは、いのちを与え、人間をよみがえらせる力です。(…)

聖書における「あわれみ」ということばは、母胎を思い起こさせます。

実際、母親は、自分のこどもが苦しむのを見て、特別な反応を示します。

聖書は、これが神がわたしたちを愛するしかただと述べるのです。

この愛とあわれみが生み出すものは何でしょうか。」それは、いのちです。

神のあわれみは人間にいのちを与え、死からよみがえらせます。

主はいつもあわれみをもってわたしたちをご覧になります。

あわれみをもってわたしたちを待っておられます。

主に近づくことを恐れてはなりません。

主はあわれみ深いこころをもっておられます。

わたしたちが自分の内なる傷を、罪を主に示すなら、主はつねにわたしたちをゆるして下さいます。

主は純粋なあわれみです。イエスのほうへ歩もうではありませんか。」

 

「イエスのみ心」『教皇フランシスコ講話集1』、ペトロ文庫、カトリック中央協議会、p.112-115