来月、聖なる扉が開かれるまで、神の希望の力をよりよく体験できるよう準備するために祈りを強めて「祈りの偉大な価値と、個人生活・教会・世界における祈りの絶対的必要を再発見することに捧げた日々であるように。」(教皇フランシスコ)
自然界では 一番ささやかなひな菊でさえ定められた時には花を開くことができるように四季が配置されています。同じようにすべては一人ひとりのためによいように 神さまは取り計らってくださいます。
~テレーズ~
一人ひとりのためにすべてを備えられる神への信頼を深めたいものです。自分では理解できない出来事の背後にも、父なる神の慈しみの愛を信頼して。*1
神の考えはあまりにも深く 人間の考えとは違います。神の時を待つことを学びましょう。
~三位一体のエリザベット~
夜明けが来れば、闇の世界だったところに道が現れません。心配はいりません。「神の時」が来て、現れる険しい道を、主ご自身が、私たちと一緒に歩んでくださいます。 主は、「私たちと共におられる神」――インマヌエルなのですから。*2
人生の夕べには愛について とわれるでしょう。 ~十字架の聖ヨハネ~
ゆがんだ形の葉、成長しきれない小さな葉、虫食いの葉、どれも美しいとは言えません。しかし、夏が終わり秋が来ると、どんな葉も一様に色づき、太陽の光にかざされて、素晴らしい色の饗宴をくりひろげます。一人ひとりの人生の秋に神が待っておられるのは、神の慈しみのしみの太陽に色づいた紅葉なのです。*3
11月は諸聖人の祝日ではじまり、教会の典礼暦では年末・・・テレーズの「信頼の道」を歩みつづけ新しい年を迎えることができますように。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ
*1~3: 『いのちの道 写真/文 伊従信子』 サンパウロ出版社