わたしは新しい年の扉に座っている天使をみた
そこで 安全が完全に保障されている新しい年を踏み出せるように
「わたしに光をください」と 彼に願った
すると天使は言った:
「闇夜に外に出て 神のみ手に お前の手を置きなさい
それがお前にとって 一番良い 一番確かな道だ」
(作者不詳)
新年は「神の母」の祝日ではじまります!
神がマリアを選び、
無原罪の恵みを得て 神の母とされたことは
まったく無償のたまもの。
神は ただ ご自分の中からあふれ出る
「自らを与えたい」望みに従われたにすぎません。
神から溢れ出るもの それは愛であり
神のうちにあって
広がってゆこうとする神の愛の力を
受け取る器、つまり人間の側には
どのような基準をも設けることはできません。
神ご自身が
ご自分の僕(しもべ)への小ささに
身をかがめられるのです。
* 福者マリー・ユジェーヌ神父ocd
神の母の祝日にあたり、神から溢れ出る慈しみの愛の深さ、広さを
あらためて感謝します。
この慈しみの愛をさらに深く信じ、信頼し、委ねて
生きる新しい年の日々でありますように。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ
*『わたしは神をみたい いのりの道をゆく』聖母文庫、聖母の騎士社