・カルメルの霊性・ 日々の生活の中で 伊従信子 2019年9月

2019年9月1日

このページを繰る頃はまだ残暑の厳しい日々が続いているのでしょうか。9月8日はマリア様のお誕生日、15日は悲しみの聖母に捧げられた祝日、29日は三大天使ガブリエル、ミカエル、ラファエルの祝日と典礼は、私たちが日々信仰を深めてゆくよう助けてくれます。30日はテレーズの命日(翌日が祝日):「わたしは死ぬのではありません。命に入るのです」と苦しい闘病生活においても確信していたテレーズ。テレーズのように信仰のまなざしで、「たとえ黒い雲が愛の太陽を隠すようなことがあっても、変わることのない神の愛」太陽を見つめ続けて日々を生きていくことができますように。。

イエスさまは 本当に悟りつくせないほどの愛で
わたしたちを 愛しておられます。
わたしたちにも ご自分といっしょに人々を救うため
一役買わせようとお望みです!
主は わたしたちの協力なしに 何一つなさりたくないのです。
~テレーズ~

こうしてテレーズは自分に注がれる神の慈しみを必要とする人々に、惜しげなくまき散らし続けています。

わたしは地上で善をおこないながら、天国を過ごしましょう。
わたしを迎えに来るのは、「死」ではなく 
神さまです    
~死を前にしてのテレーズの言葉~

「命日」が真の「いのちの日」となるよう、
テレーズに助けられて 今日の平凡な出来事を
生きてまいりましょう。

伊従 信子(いより のぶこ)
ノートル・ダム・ド・ヴィ