カルメルの霊性 神と親しく生きるために(43) ‐ 日々の生活の中で

2013年12月29日

新しい年が始まります。

一人ひとりにとって今年も「よい年」となりますように。

何をしようと、どんな状況にいようと、どのような場所に置かれようと、

神との親しさを生きる基本的姿勢を常に保つことができるなら、

わたしたちは「よい一日、よい年」を過ごすことになるでしょう。

ぐーぐる6

神に向かうには

希望という翼が必要です。

希望こそが 神へ向かって

わたしたちを歩ませてくれます。

 

わたしたちにとって希望は、鳥にとっての翼といえるでしょう。渡り鳥は果てしない海を飛び越えて移動します。でも、アヒルはときとして羽ばたくことがあっても、せいぜい池の周辺です。大海を渡らなければならない鳥は強い翼をもっていますから、一日中でも飛び続けることができるのです!

わたしたちも大きな希望をもつなら、しっかりした翼で遠距離を飛ぶ鳥のようです。でも、わたしたちはたびたびガアガア鳴きながら池のまわりをウロウロしている小さなアヒルかもしれません!

2014年を「よい年」とするために、大きな希望をもって神に向かって歩み続けたいものです。神の慈しみに希望を置く強い翼をもって。

 

わたしたちは神の子なので、父なる神は愛のまなざしをわたしたちに注いでくださいます。わたしたちの弱さや心理的状況とは無関係に、神の愛のまなざしはわたしたちを常につつんでくださいます。

伊従 信子(いより のぶこ)

                       ノートルダム・ド・ヴィ