今回は2010年10月30日に掲載しました 『神と親しくなるために(6)』をご紹介します。
執筆者:伊従 信子(ノートルダム・ド・ヴィ会員)
※以前日本では『マリー・エウジェンヌ神父』と称しておりましたが、2017年の列福式以降、『マリー=ユジェーヌ神父』と致しましたので、名称を訂正して掲載しました。。
恵みのうちにある力を信じましょう。 わたしたちから来るのではない
わたしの可能性から来るのでもないこの恵みのうちにある活力から来る
聖性への呼びかけを信じましょう。
―福者幼きイエスのマリー=ユジェーヌ神父 ocd―
マリー=ユジェーヌ神父は「生き生きとして、また複雑な恵みの成長」をわたしたちは信じなければならないと強調します。神への道を歩むのは信仰の夜のうちにおいてなのです。神が種を蒔き、神が成長させます。恵みのうちにいのちのダイナミズムの法則が存在し、その恵みは養分を必要とします。この養分とは神ご自身なのです。祈りと秘跡です。
罪と信頼の欠如以外はなにも恵みのダイナミズムを止めることはできません。ときとしてすべてが失われたように思えてもその時こそまさに恵みに信頼する時なのです。
恵みに信頼しましょう。霊的成長には「時」が必要です。(・・・)恵みのうちにある力を信じましょう。わたしたちから来るのではない、わたしの可能性から来るのでもないこの恵みのうちにある、活力から来る聖性への呼びかけを信じましょう。*
神よ
わたしはあなたが種を蒔き 水を注いでくださった畑です。
あなたの愛のすばらしさに わたしの目と心を開いてください。
どんな嵐が 押し寄せようとも
わたしのあなたへの信頼を くつがえすことはありません。
聖パウロのように わたしも確信しています・・・
あなたの愛から なにも
わたしを切り離すことはできないと。
伊従 信子
聖母の騎士社、2009