~ 十字架の聖ヨハネを唯一の霊的糧としていたテレーズ ~

十字架の聖ヨハネの著作から、多くの光を受けたテレーズ:
17、18歳の頃にはこれ以外の霊的糧を持っていなかった (自叙伝230)
愛は愛によってしか報われない(霊の賛歌9節)
注:テレーズはカルメル会に入会して1年後姉セリーヌに送っている
愛の病気は愛する人の現存とその顔を見るほかに癒すすべのないことを」(11節)
その後「愛の病は愛によってしか癒されない」と同じ引用を従妹マリー・ゲランにも送っている。しかしテレーズは、これを聖ヨハネと同じ意味には解していない。『霊の賛歌』では、愛に病んでいるのは霊魂であり、「愛している方の姿とその現存によってしか癒されない」。しかしテレーズにとって、むしろ「病んでいるのはわたしたちの愛に飢え渇いているイエス」であった。
テレーズは十字架の聖ヨハネを「空高くかける鷲」「三位一体の神聖なかまどへ舞い上がっていく鷲」、「わたしはただ産毛に包まれたか弱い小鳥、ただ鷲の目と心を持っているだけ…この上なく小さな者ながら大胆にも愛と神々しい太陽を見つめ、鷲そっくりの憧れを一つ残らず胸に感じている小さな小鳥はあの輝く太陽の方に飛んでいきたい」(自叙伝260)と讃えた。
十字架の聖ヨハネに、彼の後を慕って私たちが歩むように願いましょう。
わたしたちがまなざしを清めるよう教えてもらいましょう。おそらくごく簡単にできることなのでしょう。多くの場合、わたしたちにとって助けになるものを、妨げとみなしてそこに留まってしまいます。例えば自分の弱さ、貧しさ、みじめさとか、自分があまり利口でないとか。実はこのようなことはすべて、わたしたちの信仰を清め澄んだものにする手段なのです!
伊従信子(ノートルダム・ド・ヴィ)
















