日々 聖霊に導かれて 11月

2022年11月1日

11 月は諸聖人の祭日ではじまり、 翌日は死者の日、20 日の日曜日は王である キリストの祭日、21 日はマリアの奉献の祭日を 祝う年間三十四週です。そして… 新しい典礼年がはじまる待降節に入ります!

自分が何もできないとき、他の人たちのわざをささげねばなりません。 それが聖徒の交わりなのです。 そして、この「自分ができない」ことについて決して悲しんではいけません。 ただ愛にだけ専念なさい。 ~テレーズ~

人生の夕べには 愛についてとわれるでしょう。 ~十字架の聖ヨハネ~

生産性、効率性が問われる現代社会に どっぷりつかって生きぬき、 一見「成功」した人生も、その夕べに問われるのは 「いかに愛したか」ということであることを 忘れないでいたいものです。 とわれるのは業績でも、肩書でもありません。 ゆがんだ形の葉、成長しきれない小さな葉、虫食いの葉、 どれも美しいとは言えません。 でも、夏が終わり秋が来ると、どんな葉も一様に色づき、 太陽の光にかざされて、素晴らしい色の饗宴を くりひろげます。 一人一人の人生の秋に神が待っておられるのは 神の慈しみの太陽に色づいた紅葉なのです。

*「いのちの道」 写真と文 伊従信子 サンパウロ出版社

インマヌエル、私たちともにある神を 日々聖霊に導かれて待ち望むことができますように。

伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴ ィ