日々 聖霊に導かれて 

2022年6月1日

使徒たちは復活されたイエスが約束された聖霊を聖母とともに待っていました。昨今の世界情勢における戦争や紛争、コロナ禍の中でわたしたちは、聖母月が明ける六月はじめに聖霊降臨の祝日を祝います!

聖霊はわたしたちの心にもっとも貴いたまものを与えてくださいます。それは、神の愛とあわれみに対する深い信頼です。神は聖霊を通して教会に常に新しい恵みの風を送り続けます。
「神は常に新しさをもたらします。」

自分自身の深みにおいて探し求めているのは、一体何なのかとわたしたちが問いかけるとき、それはたいていの場合、わたしたちの内でいのちを与えようとそこにおられる聖霊ご自身なのです。聖霊はそこにおられます。
友として 主として そこにおられます。

わたしたちが聖なるものとなるようにわたしたちのうちで働いてくださる方。
わたしのうちに住まわれる方。わたしの魂のいのち。  
   

*『いのりの道』92p

聖霊と一致することは 贅沢なことではありません。
日々の仕事において、 わたしたちのもっている能力や技術は大切です。
けれども まずしなければならないのは、 わたしたちの内で働かれる方とかかわりをもつこと それが先決です。

それには まず 聖霊がわたしたちのうちにおられることを信じることです。
そして この信仰の行いを繰り返すことによってのみ
聖霊と親しい真の友情を築いていくことができます。    

*『いのりの道』100p

あなたの上に 聖霊が降りますように・・・
できるだけ早く 聖霊はわたしの友と言えるように。
聖霊があなたの光 あなたの師となりますように。
これが わたしの願い 祈り  いつまでも 永遠においても 続ける祈りです。
*晩年のマリー=ユジェーヌ神父の祈り

伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ

*『いのりの道』聖母文庫、聖母の騎士社