カルメル会の諸聖人の祝日(11月14日)とカルメル会の諸死者の記念日(11月15日)

2021年11月14日

このページをくるころは紅葉の饗宴に招かれているでしょうか。温暖化、そしてコロナ禍で季節感も薄らいできます。でも時間は確実に流れてゆくのを感じる季節です。諸聖人、死者の日を祝う11月は教会の伝統では死者の月とされています。

カルメルの諸聖人たちは、死に関してどんな言葉を残しているでしょう。

*「すべては過ぎ去る 神のみ変わらず」と多くの 人々の心をとらえるマドレ・      テレサの祈りが響き 渡ります。

*「いのちの夕べに、私は、から(空)の手で主のみ前に出ることでしょう。
私は、自分の業を数えていただきたいとは願いません。主がご覧になれば、私たちのすべての正義さえなお汚れていますから。」リジューの聖テレーズ

*「私は死ぬのではありません、命に入るのです」と信仰うちに確信するテレーズ は、「もし、神様が私の望みを聞き入れてくださるなら」…と前置きして「私は地上で善を行いないながら、天国を過ごしましょう。」

*「この世のすべては過ぎ去ります。小さいテレーズも‥‥でもテレーズは帰ってくるでしょう。」

*「死を前にして、私たちは自分の人生、それまでの生き方への悔いを痛切に感 
 じ、神への不忠実を思い出し、神の裁きを恐れるでしょう。しかし私たちを裁か れるその方が、私たちをいつもみじめさから救い出し、赦すために『私のうちに 住まわれています』」。 ~三位一体のエリザベット~ 

* 「私たちが、聖霊の望みに忠実に生きれるように 聖母よ、助けてください。
今ここに、あなたが私に期待される愛を捧げます。 今日も、そして明日も、最後の息を引きとる時まで、 この愛に忠実でありますように。」
~マリ―・ユジェーヌ神父ocd

これらの言葉に生活の中で養われて、
11月の日々を過ごすことができますように・・・
伊従 信子 
ノートルダム・ド・ヴィ