信仰のうちに、神の呼びかけに応える人、愛のうちに、与えられた使命・責任を負い、実行する人、そして希望のうちに、謙遜に静かに身を引く人。
信仰・希望・愛の対神徳は聖ヨセフの生き方のうちに確かに表されています。
神の人であったエリヤは、神をすべての上に置き、 信仰の擁護者として立ち上がりました。
しかし、彼も多くの試練を前に自身の弱さと闘わなければなりませんでした。バアルの預言者たちとの対決(参照:列王記上 18・20-40)、「わたしは先祖にまさる者ではありません」と荒れ野で動揺するエリヤ(参照:列王記上19・4)を思い起こします。
祈る人の魂において、自身の弱さは、勝利や成功に高揚している時よりも、より貴重なものなのです。
~教皇フランシスコ~
自分の弱さ、小ささの中で神に信頼するとき、弱さから受ける傷は光の源となるのです。聖霊の息吹のうちに新しく生まれ変わるには、貧しいながらに神に信頼して、すべてを委ねなければなりません。
~マリー・エウジェンヌ神父~
7月16日はカルメル山の聖母、20日預言者エリヤ、26日聖マリアの両親聖ヨアキムと聖アンナの祝日を祝います。行き先はまだ靄に包まれたような日々ゆえにこそ、「世の終わりまであなたたちとともにいる」と言われたイエスとかかわりを深めて歩み続けてまいりましょう・・・
ともに祈りのうちにつながって、
伊従 信子
ノートルダム・ド・ヴィ