祈り ー モーセの信仰(2):アルメル・ヒルシャワー

2018年7月10日

神よ、あなたは、長年の間エジプトで奴隷であった、あなたのイスラエルの民を モーセを通して解放し、あなたの偉大さとその力をお示しになりました。

そして、イスラエルの民が エジプトを出て、荒れ野で生活していた間、この民があなたに選ばれた民である事を彼らが理解するまで色々な経験を授けました。

また、イスラエルの人たちが だんだん霊的な生活を送れるように、そして真の自由への道を歩けるように、十の命のみ言葉、十戒をお与えになりました。

神よ、私達がこれらの事を心に留め、あなたの命と愛の道を歩けるようになりますように。

モーセは あなたの み旨や、罪びとへのあなたの慈しみの愛も深く理解して、心に留め、あなたの愛の計画の為に心を込めて、働きました。

神よ、モーセの話から、取り成しの祈りは、あなたのいつくしみに結ばれている心に固有のものと言う事が分かりました。それは 自分の利益を求める祈りではありません。他の人のためを思う祈りです。

私も周りの人々や苦しんでいる人々などの為に、この取り成しの祈りたいです。私の祈りを聞いてください。

モーセよ、神が私たちの救い主であることをあなたは、何度も経験出来ました。あなたが赤ちゃんだった時、神の摂理と人間の優しさのお陰で、死から救われて、大人になった時も、イスラエルの民と一緒にファラオの軍から救われたのです。そして、あなたは 救い主である神と心を合わせて、民を救うための祈りが出来るようになりました。

モーセよ、あなたは 神の名前を聞いたり、神の顔を見たいと願ったりしました。あなたは神がどんな方かが深く分かったからです。あなたの神との親しみがあなたの神を知りたいという望みを大きくしたからです。

モーセよ、私たちは、あなたがこれ程までに熱望した神をもっと知りたい。あなたのもっと近くで祈りたいという素敵な望みに感謝します。

私たちにも同じ望みが与えますように。モーせよ、私たちもあなたのように神の本質を深く理解した眼差しを神に向ける事が出来るようにお祈り下さい。

文:アルメル・ヒルシャワー(ノートルダム・ド・ヴィ会員)

講座『美術と聖書』講師アルメル・ヒルシャワー 2018年6月20日・27日東京:信濃町 真生会館より。