呼ばれています
〝聖なるもの″になるように
聖なるものになるとは
特別すばらしいことをするということではありません日常生活の普通のことを
愛と信仰のうちに生きることです。
~教皇フランシスコ~
新緑の美しい5月、教会では伝統的にマリアの月をいわいます。今年は「ファチマの聖母の祝日」とされている5月13日は聖母のファチマご出現100周年にあたります。教皇フランシスコはファチマを訪問されるとのことです。罪人の改心と世界の平和のために犠牲と祈りをささげるようにとのメッセージを聖母は3人の子供たちに託されました。
教会の典礼は月末28日、ご復活後40日間弟子たちと共に過ごされたキリストが天にあげられた昇天を祝います。イエスは天に上げられる前、使徒たちにエルサレムを離れず、「父の約束」を待ちなさい」(使徒言行録 1章)と言われ、彼らは母マリアとともに心を合わせてひたすら祈っていました。(1・14)
母マリアはイエスについてのまだ新鮮な記憶を祈りのうちに弟子たちと共有し、聖霊の賜物を待ち望んでいました。受肉したみ言葉を生むためにすでに聖霊を受けていたマリアは、教会全体と共に同じ賜物を待ち望んでおられます(ガラ4・19)。その1週間後には聖霊降臨を祝います。平凡な日常生活の中でも、教会の母マリアとともに祈りの時を過ごすようわたしたちも招かれています。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ