聖テレジア生誕500年 終わりとこれから -10月-
主よ
あなたの行かれるところなら
どこへでも行きます
~聖テレジア~
10月15日の聖テレジアの祝日で、テレジア生誕500年祭も終わりとなります。しかし、この「おわり」をこれからの「はじまり」としたいものです。生ける命の泉に到達するまで決してあきらめてはいけないとテレジアはわたしたちを導き続けます。「すべての霊的な人々の母」テレジアは混迷の21世紀を行くわたしたち一人ひとりを今後ますます見守り導いてくださることでしょう。生誕500年に受けたさまざまな恵みが、これから一人ひとりのうちに芽生え、日々育ち、見事な開花のときを迎えますように。
わたしたちの日々の生活には様々な出来事、問題、困難があります。人生の幾つもの山や谷を越えても、「主はいつもわたしとともに歩んでくださいます」。「主よ、あなたの行くところへはどこへでも行きます!」。
10月18日教皇フランシスコは全世界の司教会議で家庭についてのシノドス開催中に、ルイとゼリーマルタン夫妻をローマで列聖されます。「現代のもっとも偉大な聖人」と呼ばれるテレーズの両親です。しかし聖人の両親としての列聖ではありません。夫婦として聖性を認められ列聖されるのは教会史上世界ではじめてのことです。現代の家庭の様々な困難の中でルイとゼリーが助けてくださいますように。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ