・カルメルの霊性・ 日々神と親しく生きるには 5月

2015年4月25日

聖テレジア生誕500年を祝って

日々神と親しく生きる -5月-

           

 

主よ、テレサ 慈しみ

あなたがわたしたちと

ともにとどまることを

これほどまで望まれるということは

何ということでしょう!

あなたは

「わたしの楽しみは

人の子らとともにいることである」            

 と言われました。

 

おお 主よ、

これは何ということなのでしょう!

              ~聖テレサ~

 

さつき晴れの美しい月が巡ってきます。伝統的にマリアの月とされている5月には教会の典礼も素晴らしい祝日を迎えます。17日はご復活後40日間弟子たちと共に過ごされたキリストが天にあげられた昇天を祝い、そしてその1週間後には聖霊降臨を祝います。こうして過去の出来事の歴史的記録ではなく、神のみ前で沈黙のうちに思い巡らす祈りの時を過ごすようわたしたちは招かれています。教会の母マリアはイエスについての生きた記憶を祈りのうちに弟子たちと共有し、聖霊の賜物を待ち望みました。受肉したみ言葉を生むためにすでに聖霊を受けていたマリアは、教会全体と共に同じ賜物を待ち望んでおられます(ガラ4・19)。

聖霊、来てください。

あなたの光の輝きで、わたしたちを照らしてください。

あなたはわたしの支え、恵みの力で救いの道を歩み続け、

終わりなく喜ぶことができますように。

 伊従 信子(いより のぶこ)

ノートルダム・ド・ヴィ