聖テレジア生誕500年を祝って
日々神と親しく生きる -4月-
ご復活おめでとうございます。
聖テレジア生誕500年を祝う年に、聖女の誕生日(3月28日)を迎えあらためて一人の人の生き方について考えさせられます。「霊的な人々の母」テレサの「一人の人の救いのために千の命も惜しまない」熱意と祈り。
でもそれは自分が何かできるからではなく、死と復活を通しておん父がおん子に与えられたあがないの恵みへのテレサの深い確信と希望なのです。
永遠のおん父よ、
あなたのために
千の命もよろこんで犠牲にする者の祈りを
なぜお聞き入れにならないのですか。
私には聞いていただく資格はありません。
ただ、おん子のおん血と功徳のゆえに
お聞き入れください。
~テレサ~
私はあなたのもの
あなたのためにわたしは生まれました
主よ あなたはわたしに何をお望みですか
~テレサ~
私たちは「父と子と聖霊のみ名によって」洗礼を受け、「三位一体の神の命」に生かされるものとなりました。この命はパン種のように中へ入り浸透し、中でどんどん広がっていきます。罪などによって障害物を置かない限り、わたしたちを変え、神との親しさを深め、ついには神との一致にいたることができるようにします。洗礼の恵みは、このような可能性を秘めています。成長さえするならば、「神との一致」にいたりつくことができるのです。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ