2013年11月29日

カルメルの霊性 神と親しく生きるために(42) ‐ 信仰年に

[ NEWS ]

神と親しく生きるために 

キリスト、平和の君

心から世界の平和を祈りたい。

世界の平和、それは、

一人ひとりの心のなかからまずはじまります。

自分の中の分裂に気づき、

和解をもたらしてくださるみことばの誕生を日々願い

キリストと親しく生きることによって与えられる

  キリストの平和

毎日がキリスト者の心のうちで

        クリスマス「キリストの誕生」!

毎日

私たちはベツレヘムのメッセージを世界に告げるよう呼ばれています。

サイレントナイト

「神がこの地上をご覧になるとき、神は涙を流される。力への渇望が人々の心をとらえ、

人間の精神を蝕んでいるから」とナーウェンは言う。*

まわりの人が自分に気づいてくれるか、評判は?常に気を配る。隣人より自分は優れているか劣っているか、強いか弱いか、早いか遅いか・・・・いつも自分に問う。

自分の存在、行動、活動範囲を少しでも自分の思うようにできそうなら、どんな力でも手に入れたいと思う。自分の安全が脅かされるとなれば、すぐに手短にある棒切れや銃をつかみ、

たとえ他の何千もの生き残れない人がいても、自分が生き残ることが先決だと主張する。

 

私は、自分の棒切れや銃が何であるかをよく心得ています。

それは、より影響力のある友人をもちだすことだったり、お金や地位や学位・他の人にはないわずかばかりの才能・知識であったり、時には冷ややかな目つきだったりします。・・・自分がそうときづくよりも前に、友人を押しのけてしまいます。

 

神は、自分の存在を示したいがために

力を利用するこのような私たちを目にするたびに、涙を流される。  それは、

神から、他の人々から、私たちを引き離し、分裂をおこすものにしてしまうから。*

 

神よ、私をあなたの平和の使いにしてください。

愛なる聖霊、あなたを愛します…

失われやすい、私たちの愛を、あなたの愛の息吹によってよみがえらせてください。

~友の祈り~

伊従 信子(いより のぶこ)

                      ノートルダム・ド・ヴィ

* 『まことの力への道』ナーウェン著、あめんどう