カルメルの霊性 神と親しく生きるために(31) -待降節に-

2012年11月26日

教会歴では王であるキリストの主日でB年の終わり、12月初めの主日はもう待降節第1の主日です。新しい年C年の新年となります。信仰年にあたるこの新しい年に、「世の光」、「命のパン」として来られたキリストを、私たち一人ひとりが日々の生活のなかでさらに深く信じていくことができますように。

                       幼子イエス              

神よ 私がいるこの世にあなたがおられることを 信じます。

あなたを見ることはできませんが 信じます。

私のすぐそばにおられることも 信じます。

遠くの明かりへと 私を導いてください。

私の周りの暗闇にもかかわらず

私を魅了する遠くのあの明かりへ 導いてください。

暗闇の真っただ中においても 信仰は光の源なのです。

                           ~『神と親しく生きる いのりの道』より~

                              聖母文庫、聖母の騎士社

 

12月ともなりますと巷では、闇の夜にきらめく飾りつけ取り付けられ、「きよしこの夜」が鳴り響きます。幼子イエスの誕生とは関係なく商業ベースのクリスマス・年末のにぎわいが増してきます。

 師走の忙しい日々に心の内をベトレヘムの馬小屋として静かにイエスの誕生を待ち望むことができますように。

よいご降誕祭をお祈りしています。                         伊従 信子

                      ノートルダム・ド・ヴィ