今回は2012年6月1日に掲載しました 『神と親しく生きるために -神の慈しみ-』 をご紹介します。執筆者:伊従 信子(ノートルダム・ド・ヴィ会員)
※一部名称の変更や祝日を今年の典礼に合わせるなど訂正を入れています。
わたしたちの心を開き、神のうちの おろかなまでの愛を
信じなければなりません。神が望まれるのは「無償で与えること」
いいえ「無償で与えること」こそやむにやまれぬ神の望みなのです*~ 福者マリー・エウジェンヌ神父 ocd ~
6月もまた教会の典礼はわたしたちが神と親しく生きるよう応援してくれます。三位一体の祝日(7日)、ご聖体の祝日(14日)、そしてみ心の祝日(19日)の流れは「神のいつくしみの大海」へとわたしたちを導き、そこにとどまるように招いています。「神が望まれるのはご自身を無償で与えること、そのいつくしみの愛を信じること」なのです。こうしてわたしたちは神の愛によって変えられてゆきます。
庭の紫陽花は日々色彩を微妙に変えてゆきます。一雨ごとにその色合いを深め、新鮮な姿を楽しませてくれます。今日は昨日と違う色合いをまとい、明日は今日とは趣をことにして。神のいつくしみの愛によって変えられてゆくわたしたちの姿と重なるようにもおもわれます・・・。でも、それには日々主の言葉を守る必要があります。「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。」(ヨハネ5・9)
ご復活の果てしなく、そしてさわやかな快い道で
イエスよ、あなたはご自身をいのちのパンとされました。
あなたの栄光に輝き、また隠れた現存によって
あなたはわたしたちを捕らえました。
あなたにとって、なんという喜び
わたしにとって、なんという力
もしこのパンが「日用のパン」となり
もし毎日さらに あなたに飢え渇き
もし聖霊によってあなたとなれるなら
そうです、イエスよ
来てください。わたしの心に *
伊従 信子
ノートルダム・ド・ヴィ
*『神と親しく生きる いのりの道』(聖母の騎士社)