神と親しくなるために(2)

2010年5月11日

聖霊がわたしたちの内に臨在されるのを信じてください。聖霊は「考え」ではありません。わたしたちの 魂のいのちいのちを与える息吹です。

―幼きイエスのマリー・エウジェンヌ

伊従さんから新緑の頃となりました。そっと通り過ぎていくさわやかな風はイエスの言葉を思い起こさせます、「風は思いのままに吹く、あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くか知らない」(ヨハネ3・8)わたしたちにとって「いのちを与える息吹」聖霊を聖霊降臨の祝日を待つ日々願い求めたいものです。

聖霊降臨の時のように外的しるしでご自分の存在を示されないまでも、少なくともわたしたちのうちに住まわれていること、すなわち彼ご自身への信仰を与えてくださるように願いましょう。
主が言われるように(ヨハネ4・14)聖霊を信じるものはその人のうちから生きた水が川となって流れ出るようになり、この人を通して聖霊は広がっていきます。いのちと光は聖霊によって流れ出ますが、源である神の水門が開かれるのはわたしたちの信仰によってだけです。

どんなに忙しい、あるいは自分のしていることが無意味と思われる日々であっても、「いのちの源である神」の水門を開いて、「いのちと光」を全世界の隅々まで注ぐなら、なんと有意義な一日となることでしょう。

伊従 信子