神と親しくなるために

2010年3月10日

神の愛 これこそが わたしたちの宝 わたしたちの希望

―幼きイエスのマリー・エウジェンヌ

010 マリー・エウジェンヌ神父は、わたしたち一人ひとりをかけがえのない「子」として愛される神の愛こそがわたしたちの宝なのだと言います。平凡な日々の出来事を神のまなざしでとらえ直すとき、神の愛のうちに果てしない希望を見出すことでしょう。日々の尽きることのない問題、困難、事故、事件などを、視点を変えて神のまなざしのもとに眺めたいものです。

神の存在、その命とは、「ご自身を与えること」です。神はご自分の愛を絶えず注ぐことしかおできになりません。「何故生きているのか」と自分に問いかけ、理由を捜す必要はないのです。答えはただ一つ。神がわたしを愛されたということです。神は愛によりわたしを呼ばれました。わたしを創造された愛は常に活きています。神が愛されたものは、常に愛されています。わたしにくださったものは、いつもわたしのものです。あなたのうちにはじめたことを神は必ず成し遂げられるでしょう。

このような神の愛にこそわたしの宝、希望があることを力強く信じることができるように神に願いましょう。神の愛がわたしたちの生活での具体的な生き方に影響を及ぼすまでに。

伊従 信子