カルメルの霊性 日々神と親しく生きるには 6月

2014年6月15日

日々神と親しく生きるには −6−

 

聖霊の息吹のうちに新しく生まれ変わるには

 貧しいながらに

 神に信頼して すべてを

 委ねなければなりません

 ~幼きイエスのマリー・エウジェンヌocd

聖霊

                                   

 

私たちは「新たに生まれ変わりたい」という願いを

日々の生活の中で、心の底に持っています。

新しいことをはじめてみたり、

過去の過ちや失敗を忘れる努力をしたりして、

人それぞれ違った生まれかわり方を模索します。

けれども神に新たに生まれかわるには、

聖霊の息吹、すなわち真理の霊・愛の霊によって、

新たに造りなおされなければなりません。

そのためには

自分の貧しさ(あやまち・失敗・恐れ)を受け入れ

貧しいながらに神の愛を信頼する必要があります。

「私たちが罪人であったとき、おん子を私たちに遣わしてくださった」

父なる神の愛を信頼して、

その慈しみ深い神にすべてを委ねるのです――川の流れのように。*

 

6月は1日、主の昇天、8日聖霊降臨、15日三位一体、22日キリストの聖体、29日聖ペトロ聖パウロ使徒などの祝日の恵みの日々が続きます!

                

伊従 信子 (ノートルダム・ド・ヴィ)

 *『いのりの道-写真・文』より、サン・パウロ社