神と親しく生きるために
幼きイエスのマリー・エウジェンヌ神父 ocd -6-
聖霊が あなたがたの上にくだり
なるべく早く
「聖霊は わたしの友わたしの光 わたしの師」
と言えるようになる恵みを願いたい
ー幼きイエスのマリー・エウジェンヌocdー
六月を迎えますとすぐに主の昇天を迎えることになります。イエスは天に上げられる前に使徒たちに言われました、「父の約束されたものを待ちなさい」と。そのことばどおりにマリアと使徒たちは祈りのうちに「約束された」霊を待ち、真理の霊が与えられました(使徒行録1,2)。こうして教会は特に主の昇天から聖霊降臨までの9日間(ノヴェンナの祈り)聖霊を願い求めます。
生前マリー・エウジェンヌ神父は真理の霊、愛の霊に満たされ、魅了されていました。
わたしはあなた方のために聖霊を願いたい。聖霊があなたがたの上にくだり、なるべく早く、「聖霊はわたしの友、わたしの光、わたしの師」となる恵みを願う。*
社会での日々の生活ではとかく生産性、効率性が問われ、能力、素質が重要視されます。いつかその価値を生きようとあせります。次のマリー・エウジェンヌ神父の言葉を思い起こし、心に刻みましょう。
生まれつきの素質が何であろうと問題ではない。最も重要なのは、聖霊にとらえられ、この愛の霊によって変容されることである。
* 列福を願う祈りのご絵より
聖霊降臨を前に、聖霊がわたしたちをとらえ、その愛の霊によってわたしたちを変えてくださるよう願いたいと思います。聖霊がわたしの「友、光、師」と言えるまでに。
伊従 信子