「今こそ、心から私に立ち返れ、衣を裂くのではなく、お前たちの心を引き裂け・・・」(ヨエル2.12-13)と典礼は私たちに呼びかけて四旬節は始まりました。
トルコ・シリアの地震災害、ウクライナへの軍事侵攻、アフリカの食糧不足・・・遠くに、身近にさまざまな出来事が絶えることない毎日・・・
教皇フランシスコは言われます:
「国境を越えて広がる災厄を前にして、壁を作ることはできません。
わたしたちは皆、同じ船に乗っているのです。
すべての人は兄弟姉妹なのです。」
でも、私にいったい何ができるでしょう…
「限界を知るのは良いことです。むしろ、知らねばなりません。
しかし、それは、絶望するためではなく、神におささげするためです。
神のみ手の中で、絶望が希望に変えられるのです。」
~教皇フランシスコ~
「たとい何ひとつ主におささげすることができないように感じられるときにも、何もないというそのことをおささげしましょう。」
「わたしは一瞬一瞬しか苦しみません。
過ぎ去ったことや、
まだやって来ないことについて考えるから、
落胆したり、絶望したりするのです。」
~テレーズ~
「祈るために聖人になるまで待つのでなく、神に近づくのにふさわしいものになるまで待つことなく、神の助けを呼び求めましょう。」
~福者マリ=ユジェーヌ神父~
生誕150周年を機にユネスコから、世界の平和・文化・教育・に貢献している女性と認定された「小さなテレーズ」、3月27日命日を迎える福者マリ=ユジェーヌ神父、ご高齢にもかかわらず国境・宗派・さまざまな困難を超えて神に希望する教皇フランシスコに励まされて、残る四旬節の日々の歩み続けてまいりましょう。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ