12月、師走とも呼ばれるこの時期は、教会暦ではすでに新しい年がはじまり、
救い主を待ち望む待降節に入っています!
人が神を捜し求めるとすれば、神であるその愛する方は、
はるかに勝る愛をもって、その人を捜し求めておいでになる。*1
失われた時間、神を愛することなく過ごした瞬時のためにも、大きな心の痛みを持つ。*2
~十字架の聖ヨハネ~
わたしのために そんなにも小さくなられた神を
わたしは 恐れることはできません。
わたしは 幼いイエスを愛する 愛と慈しみそのものである方を!
~幼きイエスの聖テレーズ~
お告げからご降誕までの数か月聖マリアの態度のうちに、
神が魂の底知れない深みにおいて
内的生活をするよう選ばれた人々が生きるべき姿を見ます。
どれほど深い平和と、深い潜心のうちに
全てのことをしておられたことでしょう。
もっとも平凡な事柄も
聖マリアにとって神とともにある神的なものでした。 *3
~三位一体の聖エリザベット~
日々の忙しい生活のなかで、「真のいのち、救い主イエスの誕生」を母マリアとともに待ち望み、希望にあふれた待降節を過ごされますように。
よいご降誕の祭日をお迎えください!
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートル・ダム・ド・ヴィ
*1『愛への道』141
*2『愛への道』299
*3 『いのちの泉のほとりにて』 ドン・ボスコ社 伊従信子