10月はリジューの聖テレジア(テレーズ)の祝日ではじまり、15日にはアビラのテレジア(テレサ) を祝います。そして16日は「神は私のうちに、私は神のうちに」と神の愛の神秘を生き抜いた三位一体の聖エリザベットの列聖記念日にあたります。
自分の計画が思うようにいかない、すべてが自分に逆らっているように
思える時、自分がなすべきことをした後は、神の「時」を待つ…いつまでも神が望まれる時まで。決して自分から制限をつけない、ここにテレーズの徹底した委託の精神があります。 *1
「イエスさま、あなたがお望みになるだけ、 いくらでも待ちましょう。」
~テレーズ~
「自分がいる状況が静かな大海であろうと、嵐に見舞われていようと、
神がご自身を与えたいと望まれるように私たちは神をお受けするのです。」
~福者マリー=ユジェーヌ神父~
でも私は倒れてしまいます!もし倒れ、もうどこにいるのかわからなくなったら、祈ってください。でも、あなたの祈りの効果をすぐに期待しないように。あなたを立ちなおさせる愛が、少しずつ注がれるのを待つことです。
神はあなたを救うことを望まれているのですから、そのためにご自身をあなたにお与えになります。それを信じて待つのです。*2
主のうちに愛する人々を見出します。 祈りは心と心をつなぎます。
神の近くにいるとき、私の愛するすべての方々のことを
主にお話しするのは,なんとすばらしいことなのでしょう。
主のうちに愛する人々を見出します。……
あなたも私のことを少しイエスさまにお話ししてください。
神を中心として生きるものにとって別離はありません。
~三位一体の聖エリザベット~ *3
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ
*1「テレーズの祈り」76p 伊従編 聖母の騎士社
*2「神と親しく生きる祈りの道」初版98p ドグレール/ギシャール著、伊従訳 聖母の騎士社
*3「三位一体の聖エリザベット いのちの泉のほとりにて」伊従信子 213p ドンボスコ新書