日々 聖霊に導かれて  ― 枝の主日 ―

2022年4月6日

いよいよ、四旬節の最後の歩みの頃となりました
過ぎ越し祭りのまえ エルサレムに入られたイエスを人々は
枝を振りかざし、声高らかに迎えて歌います。


「ホザンナ!門よ 扉を開け、永遠の王が入る、 
神の慈 しみのうちに来られた方に賛美!」と。
枝の主日に「ホザンナ」とイエスをたたえた人々は一変して 「十字架にかけろ!」と叫ぶ群集となり、イエスは十字架上の死への道のりをひたすら歩むことになります。

主イエスよ、
今、あなたはカルワリオの丘へと向かわれます。
わたしにこの道のりを ともにさせてください。
道すがら あなたが感じておられることを教えてください。
そこで起きている出来事を眺めるのではなく、わたしはあなたを知りたい。
人となられた神のみことばよ、あなたの心を知りたいのです。
どうぞ、あなた自身をわたしに示してください。
あなたが死を前にして揺さぶられ、震えられたように、
わたしたちもおそれ、身震いすることでしょう。
わたしたちは、このいのちを愛していますから。
あなたが死を受け入れられたように、死を受け入れ、
死のありのままの姿を見ることを わたしたちに教えてください。
死は全ての終わりではなく、本当のいのちに入るということを。
そのとき・・・
天の門は開かれ、帳(とばり)は裂け、あふれる光へと入ってゆくのだということを。           ~マリー=ユジェーヌ神父ocd~

主よ、あなたが望まれるすべてのことに わたし自身をささげます。
それが平和、よろこび、あるいは闇、苦しみであっても。
あなたが神のみ旨に忠実であったように、 
すべての神の望みに素直に従う柔軟さを、
主よ、わたしに教えてください。        
~マリー=ユジェーヌ神父の叙階の日の日記より~

「私心のない献身に注がれてそれを具体化させるのは、聖霊の働きの力にほかありません。」(教皇フランシスコ)コロナ禍、そしてウクライナの情勢に祈りと援助の波が絶え間なく続く日々あらためて聖霊の導きを願いつつ、

伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ