・カルメルの霊性・ 日々 信仰に生きる 待降節 伊従信子 2017年12月

2017年12月6日

1

主よ 来てください        

典礼歴の一年のはじめが巡ってきました。年の初めにあたり教会はわたしたちの人生の真の最終目的地を忘れないように「目を覚ましていなさい」と告げます。

とかく日々の出来事のなかで、目指す方向を見失いがちなわたしたちです。日々、「主よ、来てください」と人となられた神の子イエスを待ち望みたいものです。

 

マリアよ、

あなたは、わたしたちの唯一の希望

生きるすべてが失われた時も

あなたとともに 信仰、希望、愛を

生きることを教えてください。

あなたの心を通って、

わたしたちを イエスの心へと

導いてください。

あなたのイエスへの愛を

わたしたちにも与えてください。

 

2

 

とうとう生まれる時が やってきた・・・

かいばおけに置かれた神は

そこで 涙を流して ないていた・・・

人間の涙は 神のものとなり

よろこびは ひとのものとなった・・・

それとこれとは 常に 縁のないものだったのに。

~十字架の聖ヨハネ~

 

よいご降誕の祝日をお迎えください。

 

伊従 信子(いより のぶこ)

     ノートルダム・ド・ヴィ