いつくしみの特別聖年を迎えて -12月-
皆さんに 恵みといつくしみ
そして 平和があるように
いつくしみの特別聖年にあたって
~教皇フランシスコ~
教皇フランシスコは12月8日無原罪のマリアの祝日から翌年11月の「王であるキリスト」の主日までを「いつくしみの特別聖年」とされました。「いつくしみの特別聖年」を交付したのは、さまざまな進歩と問題をはらむ現代社会に生きるわたくしたちがおん父のいつくしみを示す効果的なしるしとなるためだと教皇はいわれます。
イエス・キリストはおん父のいつくしみのみ顔です。キリスト者の信仰の神秘は、ひと言でいえばこの表現に尽きる気がします。いつくしみは生きたもの、見えるものとなり、ナザレのイエスのうちに頂点に達しました。*
神のいつくしみは、イエスの言葉と行い、そして全人格を通して、わたしたちに明らかにされました。日々の生活の中でこの「神のいつくしみ」のしるしとなることができますように、主のご降誕にあたって心からお祈りいたします。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ
*「イエス・キリスト、父のいつくしみのみ顔」
教皇フランシスコ、カトリック中央協議会出版