神の慈しみは
神に希望をおく人に
決して欠けることはありません
~聖テレサ~
神の慈しみへの
果てしない望みは
わたしの宝です
~聖テレーズ~
わたしたちは「天の父が完全であるように完全になりなさい」と聖なるものとなるよう呼ばれています。テレサもテレーズもその呼びかけに応えようとそれぞれの時代、環境の中で信仰の道を歩みました。アビラのテレサのカリスマは四世紀の時を経て教会の新しい時代を築いたリジューのテレーズの内に引き継がれ、テレーズの「小さいものの群れ」は21世紀のわたしたちへとさらに広がろうとしています。
今月30日はテレーズの命日(亡くなった記念日というより「真のいのち」に入った日)を祝います。アビラのテレサ生誕500年祭にあたり、わたしたちもあらためて愛の山頂からの「生きる水」に常に渇き、神の慈しみに潤されて日々一人ひとり信仰の道を生きぬき、神の呼びかけに応えたいものです。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ