聖テレジア生誕500年を祝って
日々神と親しく生きる -7月-
神の偉大さを眺めてください
そうすれば
自分の姿が見えてきます
自分の泥土を見つめているより
神の慈しみを眺める方がよいのです
~聖テレサ~
うっとうしい梅雨はいつあけるのでしょう。でもこの時こそ自然界では草木が勢いよく成長します。私たちも「うっとおしい」とこの季節にめいることなく、日々信仰を着実に深めたいものです!
それには自分自身のみじめさ、弱さを眺め、状況の変化にうろたえ嘆くとき、聖テレサの言葉に耳をかたむけてみましょう。「私を信じてください・・・神の偉大さを眺めてください、そうすれば自分の真の姿が見えてきます。」小さな泥に覆われた自分を見つめるより、そんな自分を愛していてくださる神の慈しみを眺めなさい。そしてその慈しみの愛に信頼し、委ねて生きるのですと「霊的なる人々の母テレサは」言います。
7月、今月の典礼には随所ずいしょに命の水をくみとるために祝日が散りばめられています。16日はカルメル山の聖母の祝日、日本での祭日20日(海の日)は聖エリアの祝日です。22日は聖マリア・マグダレナ、26日はマリア様を産み、育てられた両親聖アンナと聖ヨアキムの祝日、29日はベタニヤのマルタの祝日。ガリラヤからエルサレムへの旅の途中、疲れたイエスと弟子たちを「もてなす」マルタ。「マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。必要なことはただ一つ」と諭されたイエスの言葉を思い起こしたいものです。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ