祈りにおいて神のうちに浸り、
神に触れる・・・・
一体 そこで
何が起こっているのでしょうか。
感知できる領域では
「何も特別に・・・」
と言わねばなりません。
実際には
何かが起こっているのですが。
尊者マリー・エウジェンヌ神父は次のように言っています。*
アビラのテレサは念祷を神との親しい交わりと定義しています。
信仰によってわたしたちは確かに念祷の中で豊かに養われます。
神は常に愛を与え続ける方です。水に手を入れるなら、そこから引き出すとき手は必ずぬれています。あるいは、火に手を入れて火傷をしないことはありえません。
同じように信仰によって神のうちに留まるとき、神の無限の豊かさである「神のいのち」を必ず汲みとるのです。
信仰年も終わりに近づきました。この一年それぞれにできる努力してきました・・・その道程を平凡な日常生活の中でさらに歩み続けることができますように。
伊従 信子(いより のぶこ)
ノートルダム・ド・ヴィ
*『いのりの道を行く』聖母文庫、聖母の騎士社